丹後ちりめんで有名な京都府与謝野町。
この町で有職織物を手がける小池有三・民恵さんご夫妻は、2001年にもくさんのKKパネル住宅を新築しました。
きっかけは有三さんが商工会の青年部長として上勝町を視察したこと。
モデル住宅を見た有三さんは、「木の家がほしかったので、これだ」と直感したそうです。
次男がぜんそく、4男がアトピーだったため、化学物質を使わない健康住宅を探していた夫妻は、5人のお子様を連れて再訪。
主治医のチェックも受け、新築を決断しました。
それから12年、上勝町の山で育った杉は雪深い丹後の冬にも耐え、一家の暮らしを支えています。
この家から3人の子どもたちが巣立ち、アレルギーが改善された4男の和司くんは長身のスポーツマンに。
ホームステイに来ているイギリス人の女子高生さんを迎えて、いまも一家の笑顔を包み込んでいます。